ひつじのメイのスペイン・バルセロナ留学絵日記

今から数年前、スペイン・バルセロナに留学していたときのトラブル満載だった怒涛の日々を綴っているブログです。たとえどんなに和を尊ぶ日本のヒツジだって、怒れる時は戦うのです!

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【留絵63】タイのノイさん

(63)


留学絵日記 第二章

「でも、僕らは違う」 

留~学生になった~ら♪

留~学生になった~ら?♪

友達何人でっきるかな?♪ 
**********************************

煮込めば煮込むほど美味しくなるものといえば 

あ~♪キッチンが使えて何がうれしいって

これが作れることかも♪

『カレーライス』

得意料理です 

料理全般割と好きですが

何が一番得意かといえば、

ダントツで、カレーです。

ルーは市販のものを2種類くらいブレンドして使うので

本格的に香辛料から作るわけじゃないけれど

これでも結構細部に色々こだわっています。

無類のカレー好きの私。

たとえひとりご飯用でも、お鍋にいっぱい作ります。

明日も明後日もカレーを食べることになっても

一向に構いません。

むしろカレーは翌日、翌々日のほうが

どんどん美味しくなりますもの。

そのときも、キッチンが使える、寮の隣のピソのほうで、

鼻歌なんぞ歌いつつ

鍋いっぱいのカレーを煮込んでいたのですが

英語? 

そこへマリアがやってきて、

ちょっと助けて欲しいといいました。

英語ですか?・・・・う~~~ん。

みんなのほうが、英語うまいよ? 

こちらのピソに今日から入居する新しい住人さん、

スペイン語が全く話せないとのこと。

マリアやエマは英語で意思疎通を図ったのですが、

それも無理でした。

というのは・・・・

わかんないよ~~ 

その人は、タイの方。

彼が話す英語は、ものすごいタイなまり(?)で

確かに聞き取り辛い。

でも・・・・それはマリアとエマも一緒。

二人が話している英語も、

かな~り、スペイン語なまり(?)で

やっぱり聞き取り辛い。

なんとか、わかるよ 

お互いがお互いに、

「この人の英語、むちゃくちゃ!」

って言いあっているのに、

お互い何も聞き取れていません。

私の日本語なまりの英語は、丁度両者の中間らしく、

なんとか、話を伝えるくらいは出来ました。

おいこら!! 

私とタイ人の彼が話が通じるとわかると

彼への説明を私に任せて、

マリアとエマはさっさと職場放棄(苦笑)。

どうやら二人はこのタイ人のノイさんが

若干、苦手なようです。

ノイさん「スペインでは、英語がほとんど通じないって、

本当のことだったんですね。

ここに着くまで大変でした~!」

ノイさんはとても疲れているご様子

それでも非常に礼儀正しい方で、

まずはきちんとした自己紹介をされたあとで

(大学の情報関係分野の研究者さんとのことでした)

買出しに行きたいのですが・・・

と切り出されました。

空腹ですね?

キッチンには、先程からカレーの香りが充満しています。

私も、初日の自分のことを思い起こせば、

あの時の空腹は本当に酷かったので

ノイさんがとても気の毒になってしまい、

「・・・よろしかったら、一緒にカレーいかがですか?」

と訊ねました。

*******************************

ノイさんが荷物を部屋に置いてきたあとで、

キッチンの隣のサロンで

一緒にカレーを頂きました。

ノイさんはご飯をお腹に入れて、血糖値も上がってきて

元気になってきたのか、

スペインという国、そしてセニョーラたちが

如何に理不尽かということを訴えて止みません。

「英語は世界の標準語じゃないか!

こんなに通じないなんておかしいよ!

それに大学の対応も、うんざりするほどいい加減だし。

ノイさん、怒っています 

ノイさんはかなりご立腹なご様子です。

ここで少しだけ説明が必要かもしれません。

私が暮らしていたアシャンプラ地区は

例えて言うなら京都のように、

道路が格子状に走っています。

騒音はものすごいのです 

私も暮らしてみて初めて実感したのですが、

実はこの辺り一帯、

外の道路を走る自動車やトラックやバスの騒音が

半端なく物凄いのです。

上図のような地区の構造上、

車の走行音が四方八方のピソの壁面に反響して

何倍にも膨れ上がり、

かなり酷い騒音になります。

特に夜は凄い。

慣れないと、眠れないほどです。

わたしも一時期は耳栓をして眠ってみたりもしていました。

ピソの中では、道路側に面した部屋を

ラ・アビタシオン・エクステリオール

(la habitacion exterior)

反対に、中庭側に面した部屋を

ラ・アビタシオン・インテリオール

(la habitacion interior)

 といいます。

(両方とも、habitacionのoの上にアクセント記号が入ります)

 

景勝地などでは、風景が望め、太陽の光が入る

エクステリオールの部屋が価値が高いらしいのですが

バルセロナの、私の住んでいたこのピソでは、

その騒音のためなのか、

静かな中庭に面したインテリオールのほうが

静かで落ち着けていいお部屋なのでした。

ノイさんは、

自分は大学に招待されて研究成果を発表しに来たのに

なぜこんな酷い騒音の部屋に入れられるのか、と

とても怒っていました。

『これは、アジア人にたいする差別かもしれない』と。

ノイさんの言いたいことはわかるけれども。

私も、できることならインテリオールに移りたいけれど。

でも、このピソはまだ改装中です。

エクステリオールの3部屋と

廊下に面した小部屋は改装が終了しているけれど、

インテリオールのサロンと部屋はまだ改装途中なのです。

寮の方は現状は満室ですから、

ノイさんがこの時点で入れる部屋は、

エクステリオールしかなかったのです。

誤解だよ 

そう私が説明しても、

ノイさんはなんとなく納得行かなそうな、

浮かない顔をしていました。

*****************************

わたしの日々の移動手段は

『自転車』です。

移動は自転車です 

最近息子はすっかり重くなってきました。

駅の向こう側にある図書館へ行くために、

登らなくてはならない

長~~~~~いだらだら坂も、

息子をのせて登り切るのが、そろそろきつくなってきました。

止まったら、おしまいだよ、息子よ。

新幹線~~~ 

ごめん、止まれない!!

「ひどいよ!!僕には、止まれ、止まれ!!って言うくせに!!」

(息子、心の叫び)

とまりなさ~~~い!! 

日本手話で、「命令」+「止める」で、

「とまりなさ~~~い!!」

叫んだって、聞きゃあしないけど!!

********************************

この度、「エッセイ・ブログ大賞」大賞を頂きました。いつも応援ありがとうございます(^^)
   

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Comment

 

スペインで食べるカレーは格別に美味しいですよね♪
ノイさん、到着早々メイさんのように色々大変だったんですね。。でもそれはきっとスペインに留学する外国人は避けて通れない道だと思います。差別があったかなかったかは別として、自国と比べてはスペインでは到底生きていけませんからね・・・
でも彼は初日に出会ったのがメイさんで、suerteだったのではないでしょうか。(空腹時にカレーも♪)
確かに、ヨーロッパにいると、アジア人への偏見ってたくさんありますよね。
日本でも外国人に対して偏見がないとは言いきれませんし。
ノイさんがスペインを満喫して帰国できたことを祈るばかりです。
  • posted by tortilla 
  • URL 
  • 2009.03/17 16:36分 
  • [Edit]

アジア人というくくりは 

ちょっと乱暴だけど、確かにアジア人通しなら通じるってことありますよね。
以前、ASEAN諸国から来た人10数人がディスカッションする場に居合わせたことがあるのですが、
米語に慣れた私にはさっぱりわからない彼らの英語が、彼ら同士ではばっちり通じていて、議論が大層盛り上がるのに感心したことがあります。
  • posted by まじょり 
  • URL 
  • 2009.03/17 18:36分 
  • [Edit]

 

カレーが毎日食べられる気持ち、よくわかります!私も一人暮らしをしていたときは鍋いっぱいに作って数日かけて食べてました笑
ノイさんの言いたいこと、なんとなく理解出来ますね…海外に出た者は少なからず似たような経験や、アジア人であることの劣等感を抱く時があると思います 現地に慣れて後々考えてみるとそんなに卑下しなくても良かったんだって思えるんですけどね
お話の続きを楽しみにしていますね☆
  • posted by Moeko 
  • URL 
  • 2009.03/18 00:12分 
  • [Edit]

tortillaさんへ 

> スペインで食べるカレーは格別に美味しいですよね♪

美味しいですよね~~♪スパイシーな刺激が、欲しくなるんです(^^)

> でもそれはきっとスペインに留学する外国人は避けて通れない道だと思います。

うん、そうですよね。きっとみんな、一度や二度や三度や・・・は感じることなんですよね。


> でも彼は初日に出会ったのがメイさんで、suerteだったのではないでしょうか。(空腹時にカレーも♪)

そうだといいんですけれどね~(^^)

> 確かに、ヨーロッパにいると、アジア人への偏見ってたくさんありますよね。
> 日本でも外国人に対して偏見がないとは言いきれませんし。
> ノイさんがスペインを満喫して帰国できたことを祈るばかりです。

同じくです。
滞在期間が短ければ短いほど、
ほんのちょっとした出来事が、その国の印象を左右してしまいますから・・・。
それにしても、アジア人への偏見、
なんとかならないものかと常々思います。
スペインの方が日本を題材に撮影した映画をみたことがあるのですが、
友人のスペイン人に、
「これはなんだか、日本と違う、日本人と違うって気がするよ」
って言わずにはいられませんでしたっけ。。。。
現役でスペインと関わっているtortillaさんなら、
色々な思いが沢山あるだろうな~って思います(^^)
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/18 03:25分 
  • [Edit]

まじょりさんへ 

> ちょっと乱暴だけど、確かにアジア人通しなら通じるってことありますよね。

あ、やはり、そうですか?

> 以前、ASEAN諸国から来た人10数人がディスカッションする場に居合わせたことがあるのですが、
> 米語に慣れた私にはさっぱりわからない彼らの英語が、彼ら同士ではばっちり通じていて、議論が大層盛り上がるのに感心したことがあります。

ふむふむふむ。なるほど!!
ASEAN諸国の会議に・・・
まじょりさん、なんて国際的ご活躍!
純粋にかっこいいです(*^^*)

私自身も、英語は、非英語圏同士の間で話すほうが、楽な感じがします(笑)
ネイティブの方々がお相手だと、
なんだか妙に気恥しくて・・(赤面ものです)
英語が苦手なのも、そこが理由のひとつかも。
本当はもっとぺらぺらになりたいのに
脳味噌が気恥ずかしさに英語を拒否気味というか・・・不思議です。


非英語圏同士の会話のほうが、
お互い、使う単語が簡単だし、慣用句的な言い回しが少なくて、
教科書どおりの簡単な言い回しを駆使して
なんとか分かり合おうとする気持ちのほうが優先するからなのかもしれませんね(^^)

  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/18 03:33分 
  • [Edit]

Moekoさんへ 

> カレーが毎日食べられる気持ち、よくわかります!私も一人暮らしをしていたときは鍋いっぱいに作って数日かけて食べてました笑

おお。カレー仲間♪
Moekoさんは、具は、チキン派?ビーフ派?ポーク派?etc
味付けはトマト風味派?スパイシー派?etc
愛用のカレールーは・・・
とまらなくちゃ(笑)


>  現地に慣れて後々考えてみるとそんなに卑下しなくても良かったんだって思えるんですけどね

そうそう、後になって考えると、冷静になれるんですよね。
もしも、本当に差別だったとしたって、
たいしたことなかったじゃないかって。

どんなことも、時間的にも距離的にも、遠くはなれてみるときと、
現実に今その場にいるときにでは、
まったく違ったように思えるんです・・・。

それこそが、難しいところ・・・。
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/18 03:37分 
  • [Edit]

ふむふむ 

なんとな~く予告編の言わんとしていたとこが見えてきましたよ~(^^)
アジア人ってくくりをしておきながら、アジア人の方々はその中で日本人ってカテゴリーをステレオタイプに作っているような。
イエロー〇ンキー的な被害者意識でしょうか?
タイ人の方は、ここでわかるわかる~スペイン人ってね~って話で盛り上がってほしかったのかな?
そんな小さなことでどうすんのよって思いつつ次を待ちます~(^^)
  • posted by らいち 
  • URL 
  • 2009.03/18 07:55分 
  • [Edit]

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スペイン・バルセロナ留学絵日記は続きものの記事です。今までの経緯をお知りになりたい方は、お時間のあるときに、下記カテゴリの「スペイン・バルセロナ留学日記」を過去記事から順にお読みいただけると幸いです。>
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登場人物紹介・簡単なあらすじ紹介

【本編】バルセロナ留学絵日記目次

絵日記を最初から順番に読む


第1章
「部屋がな~~い!!」

(1) (2) (3) (4) (5) (6)
(7) (8) (9) (10) (11) (12)
(13)

「あらしの夜に・・・」

(14) (15) (16) (17) (18)
(19)

「なんとかしなきゃ」

(20) (21) (22) (23) (24)
(25) (26) (27)

「もう一歩、前へ」

(28) (29) (30) (31) (32) (33) (34)
(35)第1章 おわりに

第2章
「これがカルチャーショック?」

(36) (37) (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44) (45) (46) (47)

「ラビリンスへようこそ」

(48) (49) (50) (51) (52) (53) (54) (55)

「真夜中のダンスホール」

(56) (57) (58) (59) (60) (61) (62)

「でも、僕らは違う」

(63) (64) (65) (66) (67)
(68) (69) (70) (71) (72)
(73)第二章おわりに

第三章
「SOMOS LOS TUTORES」

(74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91)

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こんにちは。そしてようこそ、ひつじのメイのブログへ。
管理人は、絵を描くのが大好きな育児中のママです。
最近ワコム製のペンタブレットを購入したのをきっかけに絵ブログを始めました。
留学していたのはちょっと昔です(20代の頃です)。その頃の思い出を綴っています。

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