ひつじのメイのスペイン・バルセロナ留学絵日記

今から数年前、スペイン・バルセロナに留学していたときのトラブル満載だった怒涛の日々を綴っているブログです。たとえどんなに和を尊ぶ日本のヒツジだって、怒れる時は戦うのです!

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【留絵75】西方の三賢人(2)~メセタ横断~

(75)


留学絵日記 第三章

「SOMOS LOS TUTORES」

 スペイン語で「人生の指導者、導く者」の意味


**********************************

快適さと速さを選ぶなら飛行機だし

でももうちょっと安くしたいと思えば電車がある。

なのにどうしてバスを選ぶ?

バルセロナ北バスターミナル

バルセロナ~マドリード間のバスは、

バルセロナ北バスターミナルから出ています。

もとは国鉄の駅舎だったというバスターミナルの建物は

大きそうな外観のわりに、

内部は至ってシンプル。

切符売り場、売店、カフェテリア、コインロッカー、トイレ

そしてスペイン国内線バスの発着場。

窓口で、必要最低限のスペイン語を並べれば、

切符を買うのだって、そんなに難しいことはありません。

往復で 

治安的にも、バスステーションは駅や空港ほどの混雑もなくて、

怪しい人もほとんど見かけません。

私の場合、荷物も多いのですが

バスなら、大きなスーツケースやキャリーバッグは

バスのお腹のところにある荷物入れに入れておいてもらえて

あとはマドリードまで

手荷物一つでOKなところがとても楽。

駅や空港を利用するとなると

荷物の管理は常に目を光らせていないとならないので

緊張感が違います。

マドリードまで8時間弱と、

時間はかなりかかってしまいますが

そもそも私にとって旅行といえば、それは移動のこと。

目的地に着くより、移動している最中のほうが断然好きなくらい。

日本からスペインまで乗ってくる飛行機だって

直行便がなくなって久しいですが

色々な国でのトランジットがたまらなく大好きなので

移動時間は長ければ長いほどステキ。

15時間だろうが、18時間だろうが、

トランジットでちょっと別の国で2~3泊しちゃおうが、

!Vale!(OK!)なのです。

さて、今回の移動は、地図で確認すると以下のような感じ。

今回の移動はバルセロナ・マドリッド間

バルセロナからマドリードまでは、

途中サラゴサという大学都市を経由して、約8時間弱の道のり。

サラゴサを過ぎると、

「メセタ」という名前で有名な、

広大で荒涼とした乾燥高原を渡って行くことになります。

移動時間が長いので

あらかじめ、飲み物と手作りのボカディージョや果物、

簡単なおやつなどを用意しておきました。

途中軽食のために30~40分ほど立ち寄る

荒野の中の小さなステーションがありますが

とても閑散としていて、たいして美味しいものもないので

出来ることなら自分で用意して持っていったほうが、

いいかなと思って。

さて、私が乗ったのは、夜間バス。

バルセロナを夜遅く発ち、明朝マドリードに到着する予定です。

いまどのへんかな~ 

バスが出てから、

本を読んだり、転寝したりしているうちにサラゴサも過ぎ、

バスはそろそろ中央高原に入る頃合いです。

なんとなくカーテンの隙間から外を覗いてみると

根雪だよ~ 

暗く、広く、どこまでも続く夜空の下に、

ごつごつとした灰色の岩肌ばかりが広がる、荒涼とした平原。

ところどころに白い残雪まで見えます。

季節はもう初夏だというのに。

メセタだあ

(私が見たのは、おそらく北メセタ東部、サラゴサ西あたりの荒野です)

学生時代、地理の時間に習ったけれど、

資料集の小さな写真で見るのと、

実物を目の当たりにするのとでは、迫力が、圧倒的に違います。

しかも、時は夜。

えもいわれぬ妖気が漂っているような。

メセタの標準的な標高は800メートルくらいだけれど、

場所によっては1000メートルを超えるし、

メセタを取り囲む山脈は2000メートル級

根雪も残ろうというもの。

こうして時間をかけてバスで横断していると、

この国の広さが直に実感できるような気がします。

そういえば、バスで横断といえば、

この方でした。

深夜特急を思い出します。 

 そうそう、

バスにしようと考えたとき、

頭の片隅にちらっとこの本の記憶が掠めたのも確か。

世界中を、バスを乗り継いで横断した旅行記で有名な、

「深夜特急」の「第六巻」

私がこの本を読んだのは高校生の頃。

彼のルートは

バルセロナ→バレンシア→マドリードなので

厳密にはこの路線は通っていないのですが

バレンシアからマドリード入りするときに

結局メセタを通過するのです。

旅の終わり 

アジアからずうっと大陸をバスで横断してきて

本当に色々なことがあって

そしてこの景色をみたら

『ついに西の果てまで来たな、そろそろ潮時かな』って

そう思うのも頷けるなあ。

なんて、そんなことを思いつつ。

でも、本当に本当のことを言えば

気が重いよう 

そう、本当はね・・・・

飛行機なんかでビューンと一直線にマドリードに着いてしまったら

アレに対応する心の準備をしている時間がないというか。

いや、単に

往生際が悪いというか。

********************************** 

いつも応援ありがとうございます(^^) 
FC2ブログランキング・海外ブログ村に参加中
 にほんブログ村 漫画ブログへにほんブログ村 人気ブログランキングへ 

明晴学園中等部設立支援! 

当ブログでは、日本手話で学べる中学部の設立を応援しています(^^)

**********************************  

留学絵日記(74)へ<<(75)>>留学絵日記(76)へ

 

Comment

メセタ 

冬だから荒涼としているのですか?
それとも、年中同じ感じなのでしょうか。
スペインて、国土がものすごく大きいわけでもないのに、
地勢が多様ですよね。
アメリカみたいに広いところだと、そりゃあいろいろあるわな、
って感じもしますが、スペインはそれとは違った多彩さがあって、
さらに(だから?)文化も地方によって違うし、
ま、それは歴史的背景もありけれど、歴史の流れも地形に大きく左右されましたしtね。興味は尽きないです。

それにしても、なにがメイさんの気を重くしているのか?!
  • posted by まじょり 
  • URL 
  • 2009.05/17 00:35分 
  • [Edit]

まじょりさんへ 

> 冬だから荒涼としているのですか?
> それとも、年中同じ感じなのでしょうか。

私がここを通ったのは合計3~4回だったと思います。
春、初夏、秋ごろ。
どのときも、似たような景色を見たので
冬はもっと厳しい景色が広がっているのかもしれません。


> スペインて、国土がものすごく大きいわけでもないのに、
> 地勢が多様ですよね。

そうなんですよね。日本とくらべても、ちょっと大きいくらい。
その地域的な特色が、
地方の独特の文化に結びついていくのだと思います。

アメリカは、あんなに広くても、
文化的には、どこか、統一で、「われら、アメリカ人!」
という、明るさというか、屈託のなさを感じます。
そこが、グローバルでいい感じなのですが。

>
> それにしても、なにがメイさんの気を重くしているのか?!

うふふふ・・・・ふふ・・・・。
わたしは大人になっても、ヘタレなのです・・・。
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.05/18 02:24分 
  • [Edit]

はじめまして! 

 ひつじのメイさん、はじめまして♪
 私は来月からスペイン留学を控えている者です。
 あちらでBlogを書こうと思っていて、いろいろ調べる内にこちらへたどり着きました。記事がおもしろいものが多すぎて、どこにコメントすればいいのかわかりませんでしたので、こちらにコメントを残させて頂きます。

 以前はスペインの地方都市にいて、今回はマドリッドに行くので正直とっても怖いのですが、開き直って楽しんでしっかり身につけるものは身につけてこようと思っています。
 またBlogができたらご報告させて頂くかもしれません。その時はよろしければ遊びにいらして下さい。私もまた寄せて頂きます!
  • posted by Hina 
  • URL 
  • 2009.05/19 03:12分 
  • [Edit]

Hinaさんへ 

Hinaさん、はじめまして。
来月からとは、もうすぐですね(^^)楽しみですね~!

>  以前はスペインの地方都市にいて、今回はマドリッドに行くので正直とっても怖いのですが、開き直って楽しんでしっかり身につけるものは身につけてこようと思っています。

わかります。たしかに、地方都市のほうがのんびりしていて
治安も悪くないし・・・
マドリードはやっぱり、気合い入れて歩く街だと思います、
Hinaさん、どうぞお気をつけて。。。。
でも、マドリードにはみどころも一杯なので
周囲に気を配りつつ、ぜひマドリード楽しんできてください(^^)


>  またBlogができたらご報告させて頂くかもしれません。その時はよろしければ遊びにいらして下さい。私もまた寄せて頂きます!

ぜひお待ちしております♪
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.05/23 02:23分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

初めての方へ

スペイン・バルセロナ留学絵日記は続きものの記事です。今までの経緯をお知りになりたい方は、お時間のあるときに、下記カテゴリの「スペイン・バルセロナ留学日記」を過去記事から順にお読みいただけると幸いです。>
絵の上にカーソルをあわせるとメイがぼやいてるよ・・・
当ブログ内の全ての文章・イラスト・画像の著作権は放棄していません。

登場人物紹介・簡単なあらすじ紹介

【本編】バルセロナ留学絵日記目次

絵日記を最初から順番に読む


第1章
「部屋がな~~い!!」

(1) (2) (3) (4) (5) (6)
(7) (8) (9) (10) (11) (12)
(13)

「あらしの夜に・・・」

(14) (15) (16) (17) (18)
(19)

「なんとかしなきゃ」

(20) (21) (22) (23) (24)
(25) (26) (27)

「もう一歩、前へ」

(28) (29) (30) (31) (32) (33) (34)
(35)第1章 おわりに

第2章
「これがカルチャーショック?」

(36) (37) (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44) (45) (46) (47)

「ラビリンスへようこそ」

(48) (49) (50) (51) (52) (53) (54) (55)

「真夜中のダンスホール」

(56) (57) (58) (59) (60) (61) (62)

「でも、僕らは違う」

(63) (64) (65) (66) (67)
(68) (69) (70) (71) (72)
(73)第二章おわりに

第三章
「SOMOS LOS TUTORES」

(74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91)

スペイン留学豆知識

最新記事

右サイドメニュー

CalendArchive

このサイトを友人に教える

お気に入りに登録

クリックひとつであなたのPCのお気に入りに登録完了です

プロフィール

ひつじのメイ

Author:ひつじのメイ
こんにちは。そしてようこそ、ひつじのメイのブログへ。
管理人は、絵を描くのが大好きな育児中のママです。
最近ワコム製のペンタブレットを購入したのをきっかけに絵ブログを始めました。
留学していたのはちょっと昔です(20代の頃です)。その頃の思い出を綴っています。

お問合せはこちらへ

お気軽にどうぞ!

名前:
メール:
件名:
本文:

お返事には少々お時間がかかることもございます

検索

気になるキーワードを検索

カスタム検索

飛行機に乗って

あなたのアイコンで飛行機の方向を変えてみて。 世界各都市に行ってみよう。いまの時刻がわかるよ。 (あっ、残念!バルセロナはないね~)

おすすめサイト

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。