ひつじのメイのスペイン・バルセロナ留学絵日記

今から数年前、スペイン・バルセロナに留学していたときのトラブル満載だった怒涛の日々を綴っているブログです。たとえどんなに和を尊ぶ日本のヒツジだって、怒れる時は戦うのです!

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【留絵77】西方の三賢人(4)

(77


留学絵日記 第三章

「SOMOS LOS TUTORES」

 スペイン語で「人生の指導者、導く者」の意味


**********************************

その日のランチに、早速、Mおじさんの仲良くしている

某日本食料理屋さんに定食を食べに行きました。

食卓では、バルセロナで遭遇した数々の災難のうち、

手始めに、初日に寮に部屋が無くて苦労したことを

面白いネタのつもりで話すと

びっくりしました~ 

これが、R教授には、ちっとも冗談にならなくて。

あれあれ? 

なんたる態度だバルセロナ大学ともあろうものが、

ありえ~~ん!!

と大憤慨。

冗談じゃないですよ~! 

R教授「それで、どうしたのかね?!

ホテルに泊まったのかね?!

そういうときは、どうしてすぐに

ワシのところに連絡をよこさないのだ!」

わわわ、困った! 

他にも沢山話したいことはあったのですが

私が何か言えば言うほど、

R教授の義侠心というか、国際的正義感というか

そういう部分を刺激して

興奮させてしまいそうなことばかりでしたので

咄嗟に、脳内で、話さないほうが良さそうなことを選り分けると

話しても害がなさそうなネタは殆どなくなってしまいます。

結局、

「え~っと、とにかくなんとか大丈夫でした、わはは」

と、なにもかもぐるぐるこねこねと

丸めた回答になってしまうのですが、

そのような私の態度がまた、

『どうして本当のことをちゃんと言わないのかね

どうして腹を割って話さないのかね

なぜいつまでもいらぬ遠慮をしているのかね』

というR教授の厳しい眼差し、

且つ無言のプレッシャーに・・・・。

R教授の怒りはもっともだし、

R教授があのバルセロナの初日に私の傍らにいてくれたら、

二人して一致団結してバルセロナ大学に対して

燃える抗議をしただろうと思います。

けれどもあの時は、目の前の問題を乗り越えることだけに必死で

R教授からもらっていた名刺のことなど

思い出しもしなかったのです。

そういえば、そうでした。

スペインに来てすぐ、なにかあったら連絡するようにと、

R教授の名刺をもらっていたのでした。

なにかあったらって、

それはきっと、

道に迷ったら交番でこの名刺を見せれば、

家までの道順を教えてくれるということだな

と本気で思っていた私は

いただいた名刺は肌身離さず

ポシェットの底に入れてはいたのですけれども、

まあ、バルセロナで迷子になってマドリードに連絡しても

仕方ないでしょう、なんて思っていて。

そうか、教授の名刺というものは、

ああいった場面で出せばいいのか、

なんて、今になってようやく合点がいくくらいですから

わたしも大概のんきというか、なんというか

もういっぱいもってます、Rさん・・・ 

わたしが万事においてこの調子なので

心配性のR教授の

心配度数がどんどんヒートアップしていくらしく。

自分でなんとかできます! 

私「村の、一軒しかないホテルの空き状況も

電話でちゃんときいてありますから!

それにバルセロナで乗り切れたので、

きっともうどこへ行っても大丈夫ですっ(ちょっと自慢げ?)」

私だって私なりに、失敗から学び、次にいかし、

ちゃんと対策をとっているのですっ

とアピールしているつもりなのですが

どうやら、努力する箇所が、ピントがずれているらしくて。

ますます、R教授の深いため息と

Mおじさんの爆笑を誘うようでした。

**********************************

その後、R教授は職場である大学へ行くということで別れ、

Mおじさんも仕事の打ち合わせで

マドリード中心部のソル広場のほうへ行くというので

レイナソフィア美術館へ行こうと思っていたわたしは

Mおじさんと途中まで一緒に行くことにしました。

Mさんと帰り道 

道すがら、MおじさんはR教授のことや自分のことなど

色々と話してくれました。

Mおじさん「今度ね、Rとゆっくり話してみるといいよ。

メイちゃんから聞けば、

きっと喜んで色々なことはなしてくれるよ。

こんな風に、Mおじさんとは、散歩をしながら、

車でどこかへ送ってもらいがてら、など

しょっちゅう色々な話をする機会があり

私も、同じ話を何度聞いても飽きない性質で、

二人の若かりし頃の話など、沢山聞いたものです。

Mおじさんは、在住暦ン十年。

Mおじさんの日本語はところどころ意味が掴みづらいほど

変わり果ててしまっているのですが、

面白いのは言葉よりも、むしろその感覚です。

えっ、似てないですよ?? 

珍味っていうことですか?? 

そのたとえ、微妙です・・・ 

Mおじさんの例えは、頻繁に、

何を意味するのか理解不能でしたが、

いつだって限りなく優しい心情から出ているのだ、

ということだけは確かなのでした。

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Comment

この人ほんとにスペイン人? 

って感じですよね~プロフェソール
たぶん、ありがたい存在なんでしょうけれど、
メイさんとしては、人に迷惑かけないようにって思ってがんばったんですよね。
Mおじさんのオアシスがあって、よかったですね。
というか、それなかったら、あえてプロフェソールのお世話にはならなかったんじゃないかっていうのが私の読みですが?

メイさんの「コメらしさ」はこれからどう発揮されるのか、楽しみです!
  • posted by まじょり 
  • URL 
  • 2009.05/28 14:49分 
  • [Edit]

No title 

私もR教授はメイさんに似てるとおもうなぁ~。
正義感の強そうなところもいろいろまじめに考えてちょっと不器用そうなところも、そしてたぶんもっと楽で賢いやり方もあるはずなのに何に対しても正面から戦っちゃうようなところも。
私の印象ですケド・・・・。
Mおじさんも素敵ですね。
全部わかっていて包み込んでくれる感じ。
いいなぁ~、包容力のあるおじ様って。

>ドイツ語は難しいですか?
ドイツ語は”日常生活で通じる”レベルでよければ、ひとつでも語学を習得したことがある方にはそんなに難しくないと思いますよ。
細かいこと言うと難しいですけどそれはたぶんどの言語でもいえることですしね。
英語よりあいまいなところが少なくて私は好きですけど。
  • posted by tukushi 
  • URL 
  • 2009.05/28 15:20分 
  • [Edit]

No title 

R先生は日本人の様ですね(^^)
それもちょっと昔堅気の方のような
自分の子供のいやそれ以上にメイさんの事を御心配されているのですね。

でも、この様子だとメイさんはせっかくの和食が喉を行ったり来たりしそうだったみたいですね~。(^^)

パエリヤの例えは・・・・当たらずにそれてってるような~
パエリヤってそんなに生っぽいの?と別の思いにとらわれてしまいました~。
  • posted by らいち 
  • URL 
  • 2009.05/28 22:56分 
  • [Edit]

なまけもの 

出たーナマケモノ発言!!
仲間の私、この発言を待ってました!!
・・・って違うか。笑
 
そんな風に自分を分析していたところにMおじさんのその例え話。なんだかしっくりこないその感覚、ちょっと納得です。
 
私は困った時頼れるものには寄りかかってしまうタイプなので、こちらへ来た当初は、説明書や銀行からの郵便物など、辞書で調べてもいまいちニュアンスがわからなかった時、叔母(しかも@日本)にメールしてました。お恥ずかしい・・・笑
スペイン語において叔母の助けが必要なくなった時、成長を感じることができて、同時に叔母もそれを褒めてくれたのがうれしかったっけなぁ・・・と私の話はさておき。
慣れない地で頼れる人がいるというのは心強いけれど、それに頼らず本能のまま、メイさんのように試練に立ち向かって打ち勝っていくことも大切ですよね!
この凸凹コンビによってスペイン生活に入ってくるスパイス、色んな意味で”美味しそう”ですね☆
今後も楽しみです。
  • posted by どきん 
  • URL 
  • 2009.05/28 23:44分 
  • [Edit]

まじょりさんへ 

そうなんですよ~、スペイン人なんです!
スペイン人の間でも、きちんとしている人だから、あの人の言うことは正しい
って常に尊敬されていらっしゃいました。


> Mおじさんのオアシスがあって、よかったですね。
> というか、それなかったら、あえてプロフェソールのお世話にはならなかったんじゃないかっていうのが私の読みですが?

いや・・・(笑)
おそらく、お世話になっております。ふふふ。
厳しい人とご縁がある人生なようなのです(^^)

>
> メイさんの「コメらしさ」はこれからどう発揮されるのか、楽しみです!

おお、するどいコメントを!!
そうなんです、この硬さがいろいろな災いを・・・
性格って、なかなかなおせないものなんですね・・・(^^;)う~ん!!
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.06/03 04:39分 
  • [Edit]

tukushiさんへ 

> 私もR教授はメイさんに似てるとおもうなぁ~。

わはは、やはりそうですか!

> 正義感の強そうなところもいろいろまじめに考えてちょっと不器用そうなところも、そしてたぶんもっと楽で賢いやり方もあるはずなのに何に対しても正面から戦っちゃうようなところも。
> 私の印象ですケド・・・・。

ものすごい、どんぴしゃ!です。
何でも正面から突進。
よくないんですよね~(><;)

> 英語よりあいまいなところが少なくて私は好きですけど。

英語は本当に、あいまいな言語ですよね、
私も英語はちょっと苦手意識があります。
自由な部分も大きいのに、それでいて暗黙のルールはしっかりあって。
ドイツ語がかっちりしているなら
意外にわたしもいけるかも?
(あとは発音と言う問題もありますけれども)
ドイツの国は、とても美しくて好きなんですよ~(^^)
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.06/03 04:45分 
  • [Edit]

らいちさんへ 

> R先生は日本人の様ですね(^^)
> それもちょっと昔堅気の方のような
> 自分の子供のいやそれ以上にメイさんの事を御心配されているのですね。

日本人のようだ!
これは我が家でも皆、一致した意見です(笑)
実はR教授は長い間独身を貫いている、
本当に職業一徹の方なのです。

> パエリヤってそんなに生っぽいの?と別の思いにとらわれてしまいました~。

はい、レストランによっては、まだ芯があるような状態で出すところも。
殆どのレストランは、結構心得ていて、日本人と見ると柔らかめに炊いてくれるようなのですが
私も何度か、芯があるパエリヤにあたって、
もう少し火を通してくださいってお願いした経験があります。
おコメも、日本のおコメとはちょっとちがうから・・・(^^)
でも下町の庶民的なバルのランチで食べたパエリヤは
ホカホカホクホクで美味しかったり・・
う~ん、スペインは、レストランやバルの当たりはずれがとても大きいんですよね~
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.06/03 04:51分 
  • [Edit]

どきんさんへ 

> 出たーナマケモノ発言!!
> 仲間の私、この発言を待ってました!!
> ・・・って違うか。笑

うっふっふ。
お仲間お仲間(^^)
>  
> そんな風に自分を分析していたところにMおじさんのその例え話。なんだかしっくりこないその感覚、ちょっと納得です。

人から見た自分と、自分が考えている自分って
違うものですね~

>  
> 私は困った時頼れるものには寄りかかってしまうタイプなので、こちらへ来た当初は、説明書や銀行からの郵便物など、辞書で調べてもいまいちニュアンスがわからなかった時、叔母(しかも@日本)にメールしてました。お恥ずかしい・・・笑

恥ずかしくなんかないですよ~
頼れるものは頼らなくては!


> スペイン語において叔母の助けが必要なくなった時、成長を感じることができて、同時に叔母もそれを褒めてくれたのがうれしかったっけなぁ・・・と私の話はさておき。


そうそう、褒めてもらえる時がくると、
とっても嬉しいですよね~!
叔母様もきっと同じお気持ちだったでしょう(^^)ねっ、まじょりさん♪

> 慣れない地で頼れる人がいるというのは心強いけれど、それに頼らず本能のまま、メイさんのように試練に立ち向かって打ち勝っていくことも大切ですよね!

いやあ
私の場合は、すっかり忘れていたというか
頼るのが怖かったというか(わはは。だって怒られそうなんだもん)

> この凸凹コンビによってスペイン生活に入ってくるスパイス、色んな意味で”美味しそう”ですね☆
> 今後も楽しみです。

凸凹コンビは実はトリオなのです(^^)
そのうち三人目のおじさまも出てくる・・・?かな?
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.06/03 06:37分 
  • [Edit]

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スペイン・バルセロナ留学絵日記は続きものの記事です。今までの経緯をお知りになりたい方は、お時間のあるときに、下記カテゴリの「スペイン・バルセロナ留学日記」を過去記事から順にお読みいただけると幸いです。>
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登場人物紹介・簡単なあらすじ紹介

【本編】バルセロナ留学絵日記目次

絵日記を最初から順番に読む


第1章
「部屋がな~~い!!」

(1) (2) (3) (4) (5) (6)
(7) (8) (9) (10) (11) (12)
(13)

「あらしの夜に・・・」

(14) (15) (16) (17) (18)
(19)

「なんとかしなきゃ」

(20) (21) (22) (23) (24)
(25) (26) (27)

「もう一歩、前へ」

(28) (29) (30) (31) (32) (33) (34)
(35)第1章 おわりに

第2章
「これがカルチャーショック?」

(36) (37) (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44) (45) (46) (47)

「ラビリンスへようこそ」

(48) (49) (50) (51) (52) (53) (54) (55)

「真夜中のダンスホール」

(56) (57) (58) (59) (60) (61) (62)

「でも、僕らは違う」

(63) (64) (65) (66) (67)
(68) (69) (70) (71) (72)
(73)第二章おわりに

第三章
「SOMOS LOS TUTORES」

(74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91)

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こんにちは。そしてようこそ、ひつじのメイのブログへ。
管理人は、絵を描くのが大好きな育児中のママです。
最近ワコム製のペンタブレットを購入したのをきっかけに絵ブログを始めました。
留学していたのはちょっと昔です(20代の頃です)。その頃の思い出を綴っています。

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