【留絵28】スペインは強烈なコネ社会?
(28)
留学絵日記の続き、
「もう一歩、前へ」
時間もない、あてもない、八方手詰まり。
事態はさらに混迷中
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事態はさらに混迷中ですが、
ちょっと横道にそれて、
『おいしい生ハムの食べ方』について・・・
ときどき、マリアやエマやセニョーラたちの
仕事がそれほど忙しくないときに、
中庭に招待されて、
一緒にご飯を食べたりしたこともありました。
その時の思い出のひとつ。
生ハムの美味しい食べ方です。
というので、さっそく挑戦してみました。
なんというか、アレなのです。
どっちも美味しいのですが、
生ハムの美味しさを味わおうとすると、
メロンのジューシーな甘さが
ねえねえ甘いでしょ美味しいでしょ
って迫ってきて
うんうん、メロンもおいしいわよ
って思っていると
生ハムのハモーンが
おいおい、こっちの塩味と肉の風味も抜群だろ
って迫ってきて
いや、もう、さすがにスペイン味覚の王様です
と褒め称えているうちに
気付くとメロンはぐずぐずするっと溶けちゃって
跡形も無くなり、
そのころには噛みすぎて味に力の抜けた
ハモーンの残骸だけが
口の中でくちゅくちゅと残っている感じ・・・
一挙両得というより一挙両損?
え〜っと、何が申し上げたいのかといいますと
このころの、バルセロナ大学の授業についての記憶が
ワタクシ、すっかり抜け落ちているということを
言いたいのでございます。
は?
ええと、つまり。
もちろん授業は日々ちゃんと受けていたのですが、
授業以外の懸念・心配事・やらなくちゃいけないことのほうが
濃すぎて
あまりクラスの記憶がないんです。
まるで、噛みすぎて肝心の味が
味わう前に抜けてしまったハモーンみたいに・・・・
しかしながら、
いつでも、どんな場所でも、
人間に対する興味だけは強いワタクシ。
やたら濃いキャラクターだった
二人のクラスメイトについては
よく覚えています。
ひとりは、もうすでに登場している、
ギリシャ出身のアレックス。
そしてコレを迎え撃つは、
韓国出身のK
両者ともに、リーダーシップを取りたがる
ボス猿タイプ。
クラスの覇権を争っていました。
全く、猿山のボスざる覇権争いとたいして変りません。
人間は本当にサルから進化しているのでしょうか?(笑>ダーウィン殿)
これ以外のクラスメイトは
どうやらワタクシと同じ、
群れるヒツジタイプの北ヨーロッパの方々。
(スウェーデンの子が多かったです)
みんな好きなグループで連れ立って
バルセロナの観光に、バルの梯子にと
楽しそうに行動しているのですが・・・
いつもいつも断り続けていると
そのうち誘ってくれる人もなくなるものですよね・・・
このクラスでは、友達らしい友達は
いまだに出来ていませんでした。
(日本人もひとりもいなかったし!)
それはともかく、今の最優先事項は不動産屋です。
早速もらった名刺の不動産屋にアポをとって出かけました。
その不動産屋さんは、
大学近くの立派な建物の上階にあって、
特に不動産屋さんらしい看板など見当たらないのですが
中は白を基調にした品のいいインテリアでまとめられた
こじんまりとしたオフィスになっていました。
さすがに学生支援センターの紹介だけあって、
どうやらちゃんとした不動産屋さんのようです。
そこの女性に名刺を見せると
といわれました。
バルセロナについて早10日あまり。
徐々にですが、こう考えるようになっていました。
『もしかして、スペインって、
強烈なコネ社会なんじゃない?』
案の定、紹介で来た、というと
スムースに話しが進むようです。
紹介元がある程度信頼の置けるところであれば
より良い感じがいたします。
不動産屋さんのシステムについて説明を受けました。
この不動産屋さんは、最初に1万数千ペセタをもらって
顧客にピソを紹介する。
ピソは見つかるまで紹介し続けてくれる。
不動産屋さんによっては、
最初の手数料は不要だけれど
ピソが見つかった暁には毎月手数料を取る、
という形のシステムを採用しているところもあるそうです。
そしてめでたくピソが見つかったら、
紹介手数料として1か月分の家賃を払う。
う〜ん。
結構出費嵩むけれど
ここまできて何もせずに帰るのも嫌だし。
少し悩んだのですが書類にサインすることに。
というわけで、プリペイド式の携帯電話も
このお姉さんの『紹介』で、実にスムースに入手。
それから直ぐに(翌日のことでした)
「いいピソが出た」と
連絡が入りました。
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