ひつじのメイのスペイン・バルセロナ留学絵日記

今から数年前、スペイン・バルセロナに留学していたときのトラブル満載だった怒涛の日々を綴っているブログです。たとえどんなに和を尊ぶ日本のヒツジだって、怒れる時は戦うのです!

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【留絵32】賢きことは・・・・

(32)


留学絵日記の続き、

「もう一歩、前へ」 

時間もない、あてもない、八方手詰まり。

事態はさらに混迷中 
**********************************

我ながら、なんと間の悪い女よと、

ほとほと情けなく思うのはこういう時。

なぜワタクシは、いつも、いつも、いつもいつもいつも、

間の悪い時に間の悪い場所に居合わせるのでしょう。

だいたいこの日だって

無理して苦手なテレビなんて見に行かないで

自分の部屋にゆったりとこもって

本を読むなり絵を描くなり

たっぷり買い込んだDulces(お菓子)をぱくつきながら

せっせと美容体操に精を出すなり

していればよかったものを。

今までの人生、何度そう後悔するような場面に

出くわしてきたか。

そうは思っても、こればっかりは仕方が無いこと

のような気もします。

自助努力でどうにかできる問題じゃない。

もう運命なのだから、諦めるなり、

対処法を身につけるなりしなければならない。

そう。対処法。それよ。

そういうわけでワタクシは、

賢い人というのに猛烈に憧れます。

こういう困った事態のとき、

コンマ何秒かの早業で脳味噌をフル回転させて

双方ともに角が立たず、

ひたすらまあるくまあるくにこにこと

みんなが納得できる立派な説得力のある

スンバらしい意見をパパッと組み立てられるような、

冷静かつ賢いひとに、憧れるのです。

現実のワタクシはと言えば、

困った事態に陥ると頭は真っ白になり

感情とお口が直結。

(理性とお口がくっつけばいいのに!)

まあるい意見なんて、逆さに振ったって出てきやしません。

この口が言ってるのよ、わたしじゃなくて! 

言ってしまった。

ああ、言ってしまった。

ワタクシはマリアにあのクロワッサンの恩義があるのに。

このなかで一番親切にしてくれるのは

いつもマリアなのに。

予想外でしたか・・・? 

もうこうなったら、

つたないスペイン語をフル稼働させて

必死で説明するより他ありません。

もうこうなったら 

こんな風に流れるようにはいえませんでしたよ・・・もちろんです 

馴れないスペイン語で説明するとき、

概念的なことや抽象的なことなど

到底いえるわけもありません。

なので思いっきり具体的に、

なぜ空き不動産は活用すべきなのかを

我が家の事情を引っ張り出してきて

一生懸命説明しました。

「それに本当に私たちのような外国人が

いいピソを探すのは大変だから」

と、ピソ探しの苦労や

不動産屋さんのことなども織り交ぜて

話したのですが、

セニョーラ一家の驚きは

どうやら全く違うところにあるようで・・・

そういえば、みんなのお父さんはどこに・・・? 

おや?

そういえば、みなさん。

みなさんのお父様は(つまり、セニョーラのご主人は)

もしかしてご存命でしょうか?

(だいぶあとになって、わたしはその人に会うことになりますが、

それはまだまだ先の話。

なぜかこのとき私は、ご主人はすでに他界していると思い込んでいたのです。

ずっとお姿を拝見しなかったものですから・・・・)

もう夜もすっかり遅くなりました 

さあ、もう夜も更けてきました。

セニョーラとエマはそろそろ自室へ帰ると言って

席を立ちました。

マリアはのこるそうです・・・あれ? 

でもマリアは映画を見ていくと言います。

あれ?

もしかして。

映画途中だから 

考えてみれば、ここは地階。受付の奥。

ワタクシはここの鍵を持っていません。

映画を最後まで見るためには

誰かが残ってなくてはならない。

マリアは自分も見たいからと口実を作って

残ってくれたのではないでしょうか。

たぶんそう。

うん。

きっとそうだと思います。

さっき、私、マリアの味方しなかったのに・・・・!

たちまち、ワタクシの心の中は

もやもやした罪悪感のようなもの

いっぱいになりました。

マリアが本当にその映画を最後まで見たかったのかどうか

ワタクシにはわかりません。

でも

一生懸命説明しました 

ありがとう、と言っても意味が通じそうに無くて

その代わりにと思って

一生懸命映画の説明をしました。

ワタクシにとってその映画は

今まで何度かみたものだったし

今更見なくたってどうということはない映画なのだから、

もう寝ましょうと言って

自室へ引き上げればいいのですが

なぜかマリアに向かってそう言う気にもなれず。

映画が終わったときに

「面白い映画だったね」

とマリアが言ってくれたのが

とてもとても嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

 

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Comment

メイさんて 

気配りの人なんですね。
語学力が足りなくても、必死で話すって、とっても大事なことだと思います。
私だったら、それがわかっていても、
ずるいから、私にはよくわからない~って下向いちゃうかも。
メイさん、えらい!!パチパチ
  • posted by まじょり 
  • URL 
  • 2008.12/22 18:48分 
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  • posted by  
  •  
  • 2008.12/22 19:51分 
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すご~い!私はメイさんのようにむしろ自分の考えをしっかり伝えられる人の方が尊敬します。
そしてマリアさん、優しいですね!これからまたマリアさんの登場も楽しみです♪
  • posted by tortilla 
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  • 2008.12/23 01:10分 
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  •  
  • 2008.12/23 02:52分 
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ふぅー読んでいなかったエピソード読み終わりました。いやーそれにしてもメイさん真面目な方なんだなぁー!
しっかり面と向かって人と付き合うとやっぱり気持ちが通じてくるよね。
欧米社会は自分の意見をいわなきゃバカ扱いだから、留学の最初からしっかり頑張っているメイさんエライ!
セニョーラ家族ともすっかり馴染んでいて・・・本当に出て行かなきゃいけないのか気になります!
  • posted by Miwakitz 
  • URL 
  • 2008.12/23 08:04分 
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日本ですら自分の意見を自分の言葉で話すのってとても難しいですよね。(特に日本に特化してしまうかもしれませんが)
その上、母国語でない国で自分の意見を現すのはとても難しいと思います。
きっとその場にいたら脳味噌が空回りする自分を自覚しながらうまくしゃべれないジレンマにぐるぐるしてしまうと思います。
「うあぁ、意味通じてないと思う~。」とか
「ああ、もっと勉強しておけばよかった・・・。」とか余計なことまでぐーるぐるしちゃいそうです。
ただ、欧米諸外国の方が議論の際
意見が違うからと言って態度が急変と言うことは少ないと思うこともあります。
すごく、勉強された方なんだな~っと記事を見るたびうらやましく感じています。
  • posted by らいち 
  • URL 
  • 2008.12/23 15:24分 
  • [Edit]

 

あっ、言ってしまわれましたね(笑)!
個人的には、率直な意見の方が役に立つと、心底思いますよー。
自分は率直通り越して「口は災い」系なので、いつも反省しますけど…(笑)

でも、物は言い方ですから、角が立つ意見も、まるく言える様な人に、なりたいです…。
(・-・)無理かな…。
  • posted by マドリーの魔女。 
  • URL 
  • 2008.12/24 02:53分 
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まじょりさんへ 

> 気配りの人なんですね。
ええ?!とんでもな~~い
むしろその反対です、
言わなくてもいいことだって、自分の感情に嘘がつけないんです・・・(;。;)
だから日本ではしばしばKYですよ~
空気読めないだって?フン、空気なんて読むものじゃないでしょ、
呑むものでしょ!
って、言いたいです、なんでしょうね、あの腹立たしい「KY」っていうのは・・・ブツブツブツ。
って感じで(アハハ)
まじょりさんのように、心根が優しいと、コメントに溢れてきます、ウンウン。
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 13:47分 
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鍵コメMさんへ 

わかります、アレルギーの辛さ。
私も小さな頃から喘息持ちで。最近ではものすごい全身蕁麻疹に悩まされましたっけ。
アレルギーって、原因を特定するのが大変ですよね。
食品系だとすると、ふだん気軽に物も食べれなくなっちゃいそうです。
どうぞ無理せずにお体をお大事に・・・
ストレスもためないように・・・
(アレルギーが出るときって、疲れていたり、
精神的にちょこっとへこんでいたりするときのような気がするのは私だけでしょうか?)
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 13:53分 
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tortillaさんへ 

ね、ね、でもtortillaさん!
スペイン語って、日本語よりはるかに、「口がスベリやすい」言語のような気がしません?(笑)
実は日本語だと、私はこんなふうには絶対いえません。
なぜかスペイン語だと、文法なんてめっちゃくちゃで
単語も幼稚園児なみでも
舌がツルツルツルっとすべっちゃうのです(笑)
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 13:55分 
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鍵コメRさんへ 

よかった・・・普通ですよね、失言失言失言・・・。
そうそう、それであとから悶々とするのです。
言って失敗、言わなくて後悔、言えなくて悶絶。

結構どこにでもある家庭の事情ですね(^^)
うふふ。でも面白いおじいちゃんとおばあちゃんで
孫の私は結構楽しかったのです。
こどもって何でも遊びに変えてしまうから。
パチンコ屋さんでおじいちゃんがオーナーと将棋を指している間に、
私は床に落ちたパチンコの玉を拾い集めるんです。
で、それをオーナーに持っていくと
(自分ではパチンコ店の店員のつもりなのでものすごい得意気なんですね)
オーナーがほめてくれて、小さな箱に玉を沢山くれるので
それでパチンコしに行く。
そうすると周りのお客さんたちも、「ほらよ」なんて、ざくっと一掴み、玉くれたりして(笑)
昔は大らかでしたね。
今は、パチンコ店に子供なんて、白い目でみられちゃうのでしょうね~
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 14:03分 
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Miwakitzさんへ 

> 欧米社会は自分の意見をいわなきゃバカ扱いだから

ああ、それはありますよね~
どんなにバカバカしい意見でも、言ったもの勝ち(笑)
でも、アメリカやヨーロッパでは、日本よりもはるかに気軽に「発言」出来ますよね。
日本は「発言の重み」が、ものすごいから。
「言う」ということに対して、なぜここまで神経質なのか、不思議なくらいです。

  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 14:06分 
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らいちさんへ 

> 日本ですら自分の意見を自分の言葉で話すのってとても難しいですよね。(特に日本に特化してしまうかもしれませんが)

ええ、ええ、その通り。
むしろ、日本語だから、自分の意見を言うのが難しいように感じます・・・。

> 「うあぁ、意味通じてないと思う~。」とか

ふふふ。
わかりますわかります。
ラテン系の民族の良いところは、「ええ?なんでなんで?」
と、わかるまで、しつこいくらい、聞いてくれるところ(^^)
そして、意見上の相違があっても、それでその人の人格まで否定しないところです。

> ただ、欧米諸外国の方が議論の際
> 意見が違うからと言って態度が急変と言うことは少ないと思うこともあります。

そうそう、そうなんです!
やっぱりらいちさんも、そう感じられます?

> すごく、勉強された方なんだな~っと記事を見るたびうらやましく感じています。

いやあ、これだけは、誤解です、誤解です・・・・。
実は、わたし、過去形が使えなくて(爆!)
それでね、話す前に、みんなにむかって前置きするのです。
「いまから話すことは、現在形で話すけれど、ぜ~んぶ昨日のこと!過去のことだからね!」
って(笑)
だって言語博士になるわけじゃなし、
とにかく生活する、言う、話す、聞く、が一番で。
スペイン人と話すたびに、
「変な日本人だねえ。こんなに文法が出来なくて、めちゃくちゃなスペイン語で
こんなに話す日本人は初めて見た」って言われました、アハハ~。
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 14:13分 
  • [Edit]

魔女さんへ 

> 個人的には、率直な意見の方が役に立つと、心底思いますよー。

そうですねえ。
でもそれって、言う方はそうなんですが、
言われる方はイヤだろうなって思うこともあって・・・。

「本当に役に立つ意見は、自分の耳に痛い言葉だよ」
って誰かに言われたことがあるのですが、
ああ、そうだろうなあって、つくづく思います。

そして、それを言う方だって、本当は、
嫌われたくないから本当の本音は言わないでおこうかな
なんて思う気持ちを乗り越えて言ってくれるんだから

やっぱり、耳に痛い意見は金、ですね(^^)
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2008.12/24 14:16分 
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スペイン・バルセロナ留学絵日記は続きものの記事です。今までの経緯をお知りになりたい方は、お時間のあるときに、下記カテゴリの「スペイン・バルセロナ留学日記」を過去記事から順にお読みいただけると幸いです。>
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登場人物紹介・簡単なあらすじ紹介

【本編】バルセロナ留学絵日記目次

絵日記を最初から順番に読む


第1章
「部屋がな~~い!!」

(1) (2) (3) (4) (5) (6)
(7) (8) (9) (10) (11) (12)
(13)

「あらしの夜に・・・」

(14) (15) (16) (17) (18)
(19)

「なんとかしなきゃ」

(20) (21) (22) (23) (24)
(25) (26) (27)

「もう一歩、前へ」

(28) (29) (30) (31) (32) (33) (34)
(35)第1章 おわりに

第2章
「これがカルチャーショック?」

(36) (37) (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44) (45) (46) (47)

「ラビリンスへようこそ」

(48) (49) (50) (51) (52) (53) (54) (55)

「真夜中のダンスホール」

(56) (57) (58) (59) (60) (61) (62)

「でも、僕らは違う」

(63) (64) (65) (66) (67)
(68) (69) (70) (71) (72)
(73)第二章おわりに

第三章
「SOMOS LOS TUTORES」

(74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91)

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Author:ひつじのメイ
こんにちは。そしてようこそ、ひつじのメイのブログへ。
管理人は、絵を描くのが大好きな育児中のママです。
最近ワコム製のペンタブレットを購入したのをきっかけに絵ブログを始めました。
留学していたのはちょっと昔です(20代の頃です)。その頃の思い出を綴っています。

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