ひつじのメイのスペイン・バルセロナ留学絵日記

今から数年前、スペイン・バルセロナに留学していたときのトラブル満載だった怒涛の日々を綴っているブログです。たとえどんなに和を尊ぶ日本のヒツジだって、怒れる時は戦うのです!

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【留絵52】バスが好き

(52)


留学絵日記 第二章

「ラビリンスへようこそ」 

夏至の日を境に、

バルセロナは本格的な夏へ向かって一直線。

そして私は悩みの迷宮に向かって一直線。 
**********************************

二軒目のピソ

寮へ戻ってそこから徒歩で10分ほど。

街路樹のある小さな通りに面した、

こじんまりとしたピソでした。

二軒目は小さめのピソ 

そこに暮らしていたのはスペイン人カップル。

近々イタリアに半年ほど

二人で行くことになり、

その間の賃貸人を探しているとか。

街路樹から木漏れ日がキラキラ 

とても小さなピソですが

(キッチン、バスルーム、サロン一つ、お部屋一つ)

家具もモダンな感じなものが多く、

なにより、街路に面したサロンの窓から

新緑の街路樹がキラキラと輝いていて

とても美しい眺めでした。

6ヶ月期間限定 

ただ、期間は6ヶ月限定。

家主のふたりがイタリアから帰ってきたら

無条件で明け渡さなければなりません。

又、6ヶ月以内に引っ越す場合でも

次の借主を責任を持って探してから、との条件付。

でも、素敵な物件です。

個人的に気になったのは、期間限定のことよりも、

ここを借りた場合、完全な一人暮らしになる、

ということでした。

プライベートがたっぷり確保できる一人暮らしは

とても魅力的ですが

スペイン語上達やバルセロナに慣れるためには

スペイン人とのピソシェアのほうが

ずっと良いことは確かです。

ただでさえ、引っ込み思案で出不精な私。

一人暮らしなんて始めてしまったら

一日中誰とも会わず、

大喜びで(笑)独りきりで過ごす日が

何日も続いてしまいそうです。

明日までに返事をすることを確認して、

最後の物件を見に行くため、市バスに乗りにいきました。

路線バスです 

バルセロナは路線バス網がとても発達していて

乗り慣れれば非常に便利です。

ただ、この市バス・・・・。

車内アナウンスや掲示案内などでの

バス停の案内が一切ないのです。

大抵の人たちは、自分の降りたい場所が近づいてきたら

さっとボタンを押して、

次のバス停で降りる。 

バルセロナの街を知り尽くした地元民にとっては便利でも、

バルセロナを知らない人間にとっては

「今どこ走ってる?次はどこ?この路線であってる?

乗り過ごしたらどうしよう?」

と、非常にスリルに満ちた乗り物なのです。

見慣れた街並みの範囲内で利用するなら

外の景色は見えるし、色々なところに短時間で行けるし

これほど便利な乗り物もないのですけれども。

バスの運転手さんに声をかけます 

というわけで

見知らぬ路線のバスに乗るときには

勇気を出して運転手さんに声をかけるようにしていました。

このときは出来るだけ大きな声で行き先を言う。

そして

行き先を大きめの字で書いたメモも、さっと見せます。

大抵の運転手さんは、うなづいたり、

わかったから乗れ、というような仕草と早口のスペイン語で

応えてくれます。

緊張するな~~

物凄い速さで流れ去っていく景色と

手元のマップを見比べながら

現在地を確認。

こうして、

「ココドコデスカ」的な雰囲気を全開にしていると

バスに乗っている親切なおじさんおばさんたちが

話しかけてきてくれたり

目的地に近づいてきたら教えてくれたりしました。

みんな優しい 

こういうとき、スペインの人々はとっても親切。

いろいろな人たちが一丸となって

「次よ、次よ」

と教えてくれます。

だからバスって大好きです。

こうして無事3軒目のある場所に着きました。

それはバルセロナの市街地からかなり離れた

郊外の住宅地の中にありました。

*******************************

甥っ子くんのY君も通っている明晴学園。

ろう児たちが「日本手話」で学べる全国で唯一の学校、明晴学園では・・・

通知表は自己評価制です。

通知表ってなつかしいですネ 

自分が設定した目標にむかってどれだけがんばったか、

どのくらい達成できたか、

いまどこにいるか、

あと何が必要か。

こうした自己評価の思考が身についていると、

社会に出てから非常に役立つのではないかと思います。

自分を客観的に、外側から視る訓練。

小さな頃からちゃんと、そうした訓練が出来るなんて。

単に先生が学校の基準でつけた成績表に一喜一憂するよりも

ずっと深くて意義のあることだと思います。

****************************************

この度、「エッセイ・ブログ大賞」大賞を頂きました。いつも応援ありがとうございます(^^)
   

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Comment

自己肯定感 

フロリダのバスの運転手さんが、無愛想に見えて結構親切だった記憶があります。
「へーい日本人のおじょーちゃん〇〇〇着いたよ~ここで降りるんだぜ~!!」
みたいな事を大きな声で教えてくれるんですよ。
(その時いた面々、英語のヒアリングほぼええ加減なのです(^^;))
日本の、アナウンスより分かりやすかったりして(^^;)


自己評価って大事ですね。
現代の日本人に一番足りない物が、自己肯定感と言われます。
自分は、これを出来るやり遂げることが出来る。
自分は、OKだっと言う気持ちは、まわりが評価して言ってあげる必要もあるけれど、まず自分で自分を認めることが大切だと。
人の評価を気にすることや人に認められないと価値がないわけではないように最近特に感じます。
どんな道・人生も人の所為にしない
自分で選んできたんだと言う感覚、生き方がこれから求められると感じます。(ただの強引グ・マイウェイではなくってね(^^;))
自分はOKだという考え方を自分を甘やかすだけだと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、明晴学園のように自分に対しての客観性を持った中での自己肯定感を養うのが自分はOKの一つの示唆の仕方かもしれないと思います。
客観性をもてれば自分に甘く人にだけ厳しいような偏ったものの見方も少し変われるかもしれないと思います。
  • posted by らいち 
  • URL 
  • 2009.02/17 23:10分 
  • [Edit]

らいちさんへ 

世界中、親切な人々ってかならずいてくれてうれしいですよね(^^)
フロリダの運転手さんも♪
英語って、ヒアリング難しいですよね~
私も自信ゼロです、英語(^^;)


> 自分は、OKだっと言う気持ち。

らいちさんのコメントで、「あっ、これだ!」とぴ~んと来ました!


> どんな道・人生も人の所為にしない
> 自分で選んできたんだと言う感覚、生き方がこれから求められると感じます。

そう思えるためには、「自分はOKだという気持ち」がないと
難しいんですよね。

> 自分はOKだという考え方を自分を甘やかすだけだと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、明晴学園のように自分に対しての客観性を持った中での自己肯定感を養うのが自分はOKの一つの示唆の仕方かもしれないと思います。

実際には、こども自身に評価を任せても、
こどもはしっかりと自分を評価できるそうです。
先生からみた評価とこどもの自己評価はほぼ一致するとか。
こどもだって、任せられて、自己評価することで他人に責められることがなければ、
ちゃんと自分に厳しく出来るんですよね。


> 客観性をもてれば自分に甘く人にだけ厳しいような偏ったものの見方も少し変われるかもしれないと思います。

小さなうちから、外部の評価でほめられたり叱られたりを繰り返されてくると
いざ自分が人を評価する立場に立ったときに
「わたしだってもっともっと厳しく言われたわ」
っていう思いから、
こどものアラを探すような言い方をしてしまうのかも・・・・って思いました。
国語をよくがんばったのに、「算数がもっとできればね」といわれ、
算数をよくがんばったのに、「あと社会をがんばりましょうね」といわれ、
なにもかもがんばったのに、「勉強ばかりは駄目よ、お友達とも仲良くね、
もっと積極性と社交性をもちましょう」なんて言われる。
いつもいつも100%からのマイナス評価法なんですよね。

うん!
自分の息子はこんなすてきな学校に通わせられないけれど
せめてうちでは「自己評価制」を導入してみようかしら!
自分はOKって気持ち、大切ですものネ(^^)
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.02/19 11:51分 
  • [Edit]

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スペイン・バルセロナ留学絵日記は続きものの記事です。今までの経緯をお知りになりたい方は、お時間のあるときに、下記カテゴリの「スペイン・バルセロナ留学日記」を過去記事から順にお読みいただけると幸いです。>
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登場人物紹介・簡単なあらすじ紹介

【本編】バルセロナ留学絵日記目次

絵日記を最初から順番に読む


第1章
「部屋がな~~い!!」

(1) (2) (3) (4) (5) (6)
(7) (8) (9) (10) (11) (12)
(13)

「あらしの夜に・・・」

(14) (15) (16) (17) (18)
(19)

「なんとかしなきゃ」

(20) (21) (22) (23) (24)
(25) (26) (27)

「もう一歩、前へ」

(28) (29) (30) (31) (32) (33) (34)
(35)第1章 おわりに

第2章
「これがカルチャーショック?」

(36) (37) (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44) (45) (46) (47)

「ラビリンスへようこそ」

(48) (49) (50) (51) (52) (53) (54) (55)

「真夜中のダンスホール」

(56) (57) (58) (59) (60) (61) (62)

「でも、僕らは違う」

(63) (64) (65) (66) (67)
(68) (69) (70) (71) (72)
(73)第二章おわりに

第三章
「SOMOS LOS TUTORES」

(74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91)

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こんにちは。そしてようこそ、ひつじのメイのブログへ。
管理人は、絵を描くのが大好きな育児中のママです。
最近ワコム製のペンタブレットを購入したのをきっかけに絵ブログを始めました。
留学していたのはちょっと昔です(20代の頃です)。その頃の思い出を綴っています。

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