ひつじのメイのスペイン・バルセロナ留学絵日記

今から数年前、スペイン・バルセロナに留学していたときのトラブル満載だった怒涛の日々を綴っているブログです。たとえどんなに和を尊ぶ日本のヒツジだって、怒れる時は戦うのです!

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【留絵59】ひたすら待つ

(59)


留学絵日記 第二章

「真夜中のダンスホール」 

いよいよ夏。

夏のバルセロナは夜が長い。

夜遊びなんて、柄じゃないけれど・・・・。 
**********************************

現場近くの大通りでタクシーを降りて、

細い道を歩くことほんの数分。

LA PALOMAに到着です。

今夜は撮影のため、貸切。

スタッフさんたちに連れられて

裏口から会場に入ります。

裏口にはSPさんらしきおじさんが数名、

出入りする人の身分確認などを行っていて

ちょっと物々しい雰囲気です。

そして会場に入ってみると・・・

ラ・パロマは赤の世界 

そこは真っ赤っかな世界。

インテリアの基本の色調は赤とゴールド。

広くて高い天井には、絢爛豪華な装飾と天井画、

スポットライトが星のように輝いていて

ホールのピカピカの床を照らしています。

ホールをぐるりと囲む観客席は2階建てになっていて、

1階は各個室ごとに赤いベルベットのソファとテーブルが

配置されていて

おそらく、

踊る人々をそこに座って鑑賞するように

設計されているのでしょう。

2階には行かなかったのでわかりませんが、

2階からも、人々が踊るホールを見下ろせるような

つくりになっているようでした。

思わず上ばっかり見てしまいます。 

たしかに、

普通のディスコのイメージとはちょっと違うみたい。

インテリアもムードもクラシカル。

でもちょっと、エセっぽさもある。

(たとえば王宮の舞踏会場と比べたら、やっぱり劣るけれど

でも、この空間はそれはそれで豪華で

心躍る素晴らしさ、です^^)

いきなりそんなにいっぱいこられましても・・・汗 

メイクのお姉さんに連れられて、

監督やら、助監督やら、

その他諸々関係者さんとのご挨拶。

そんなに急に沢山の人と名前は覚えられません・・・^^;

それから出演者の皆さんの中で、

とても印象的だったのが・・・

低身長症の出演者さん 

低身長症(かつては小人症と呼ばれていました)の

女性と男性。

とても時代がかった中世の衣装を着て

スタンバイしているところでした。

「オリエンタルなのに、随分背が高いのねえ!アハハ!」

と、身長のことで笑い飛ばすのは

彼ら特有のジョークなのかもしれません。

しばらくは待機です 

とりあえず、メイクのお姉さんに案内されて、

1階の一番端っこのブースで出番まで待っていることに。

位置関係は↓こんな感じです。

遠い・・・ 

会場の向こう側で撮影のために

忙しそうに立ち働いている人々を

ぼんやりと見ていること

・・・・・・・・

・・・・・

・・・

はや、数時間。

暇すぎる~~ 

始めのうちこそ、

映画の撮影の色々なことが珍しくて

ワクワクしながらスタッフさんが働く姿を眺めていたのですが

さすがにすっかり飽きてしまいました。

すでに時刻は真夜中の12時近く。

あまりに暇すぎて、眠気が襲ってきます。

ほんと、宿題でも、本でも、

なんでもいいから持ってくるべきでした。

映画の撮影がこんなにもひたすら待たされるものだとは。

そういえば、ストーリーを聞いてなかった・・・

それにしても、 

さっき挨拶した、小さい人たちのことが気になります。

プラド美術館所蔵の、世界的に有名なベラスケスの絵画、

『ラス・メニーナス』の中に、

王女さまに仕える宮廷道化師として、

彼ら『小さき人々』の姿があったことを思い出されます。

この映画はどうやら、

宮廷道化師たちが主人公の物語のようです。

前世に宮廷道化師として出あった二人は、

当時何らかの障害のもとに結ばれることはなく、

現世、生まれ変わって再び出会う

(今度は低身長症ではなく、普通の人の姿で)

というストーリー。

今夜の撮影は、

運命に導かれてディスコにやってきたヒーローとヒロインが

この時代がかったディスコのなかで出逢った瞬間、

かつて宮廷の舞踏会場で出逢った二人の前世の記憶が

クロスオーバーするという、

大事な場面を撮影しているようです。

いいですねえ。

ロマンスものって大好きです♪

きっと私は観客として、ここのブースで

主人公たちが踊ったりするのを

拍手したり、見惚れたりする役なのでしょう。

他のエキストラの方々が到着です 

出入り口のほうが騒がしいと思ったら、

スタッフさんに連れられて、

沢山のエキストラの方々が入場してきました。

ワイワイガヤガヤ 

私のとなりのブースから、

一つのブースにつき、5~6人のエキストラさんたちが

次々に着席していきます。

あっという間に、観客席は満員状態に。

私の隣のブースには、

アンダルシアのほうから来て旅行中だという、

30代くらいの男性グループ。

 

ヒマ人同士、ブース越しに適当におしゃべりしているうちに、

ようやくメイクのお姉さんが現れて

私を呼びました。

「メイ、お化粧するから、こっちに来て!」

いよいよ、メイクのお時間です。

*************************************

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Comment

 

華やかな世界の舞台裏拝見~ですね
(^^)
わくわくしつつ続きを楽しみにしています。
  • posted by らいち 
  • URL 
  • 2009.03/06 00:56分 
  • [Edit]

らいちさんへ 

舞台裏、お好きですか?(^^)
やっぱり、そこは現実ですよね、
そして驚くほど沢山の人が、色々な仕事をしていて
(こうやって、やっと一つの作品が出来上がるんだなあ)って
感心しきりでした。
続きはもうしばらくお待ちを・・・
実は・・・確定申告が・・・あう~~~
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/06 05:07分 
  • [Edit]

 

何時間も平気で待たせるんですね~。そういうところがスペインらしいと思いました。
でも、外国映画の撮影なんて滅多に見ることがないですから、いい体験でしたよね。
続きを楽しみです~!
  • posted by ワクワクドキドキ 
  • URL 
  • 2009.03/06 09:54分 
  • [Edit]

オレンジの次は赤ですか 

このレイアウトは、ブエノス・アイレスのセニョール・タンゴという、観光客むけのタンゴショーを見せるところによく似ていますね。
あそこは3階まであって、「なんだここは、ラスベガスか」ってかんじでしたけど。

この映画、すごくメルヘンチックなストーリーの映画なんですね。
そして、なぜかメイさん一人のブース・・・
どうなるんでしょう、このあと!
  • posted by まじょり 
  • URL 
  • 2009.03/06 10:58分 
  • [Edit]

 

ひゃー、メイさん確定申告がんばって!続きが気になります~。

このホールも、映画の設定も、とっても素敵ですね。もし次にバルセロナに行く機会があったら、行ってみたいな~。
観光目的でただ有名な場所に行くのではなくて、こうやって誰かの話を聞いたり、思い出のワンシーンを見せてもらってから行くのが、大好きです。より感動も臨場感もあふれますよね。楽しみ楽しみ♪
  • posted by マドリーの魔女。 
  • URL 
  • 2009.03/07 22:40分 
  • [Edit]

ワクワクドキドキさんへ 

> でも、外国映画の撮影なんて滅多に見ることがないですから、いい体験でしたよね。

はい、本当に。日本でだって、田舎暮らしなんてしていると
なかなか映画やテレビの撮影なんてお目にかかれないですよね(^^)
ところが先日渋谷のこどもの城あたりで
何かの撮影をしているところをに遭遇して、
さすが東京、けっこう撮影とかは多いんだろうな~って思いました。

  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/09 15:54分 
  • [Edit]

まじょりさんへ 

> このレイアウトは、ブエノス・アイレスのセニョール・タンゴという、観光客むけのタンゴショーを見せるところによく似ていますね。

そうなんですか?(^^)三階まであるとなると、とても大きなホールなんですね。
このスタイルは、ダンスホールに典型的なスタイルなのかしら・・・??
他のホールに行って見た事がないのでなんともいえないのですが・・・。

> あそこは3階まであって、「なんだここは、ラスベガスか」ってかんじでしたけど。

ラスベガスも、いったことのない場所のひとつです。
ハリウッド映画などですっかりおなじみで、
街の感じなんてわかった気でいるくらいなのですが
実際に行ってみるとちがうんでしょうね~~
まじょりさんは、ラスベガスの豪華カジノ、なんて体験済みなのでしょうか?(*^^*)うわあ。
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/09 15:56分 
  • [Edit]

魔女さんへ 

> ひゃー、メイさん確定申告がんばって!

わははは!ありがとうございます~~(><;)
もうとにかくやらねば!!
切羽詰らないとどうにも腰が上がらないのです、
なんとかせねば~~~
>
> このホールも、映画の設定も、とっても素敵ですね。もし次にバルセロナに行く機会があったら、行ってみたいな~。

行ってみてください、ぜひぜひ。
バルセロナ大学の近くです。
他の最先端スタイルのディスコと違って、
いろいろな年齢層の方が自由に楽しめるポピュラーなディスコテカらしいです(^^)
わたしは通常営業のときのラ・パロマの様子を知らないので
ぜひレポートしてくださるととってもうれしい・・・(^^)

> 観光目的でただ有名な場所に行くのではなくて、こうやって誰かの話を聞いたり、思い出のワンシーンを見せてもらってから行くのが、大好きです。より感動も臨場感もあふれますよね。楽しみ楽しみ♪

わかります♪
わたしもいつか、魔女さんたちがめぐったバルで美食を堪能したいものです(><)
ええ、美より、食。花より団子でございます!
  • posted by ひつじのメイ 
  • URL 
  • 2009.03/09 16:03分 
  • [Edit]

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スペイン・バルセロナ留学絵日記は続きものの記事です。今までの経緯をお知りになりたい方は、お時間のあるときに、下記カテゴリの「スペイン・バルセロナ留学日記」を過去記事から順にお読みいただけると幸いです。>
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登場人物紹介・簡単なあらすじ紹介

【本編】バルセロナ留学絵日記目次

絵日記を最初から順番に読む


第1章
「部屋がな~~い!!」

(1) (2) (3) (4) (5) (6)
(7) (8) (9) (10) (11) (12)
(13)

「あらしの夜に・・・」

(14) (15) (16) (17) (18)
(19)

「なんとかしなきゃ」

(20) (21) (22) (23) (24)
(25) (26) (27)

「もう一歩、前へ」

(28) (29) (30) (31) (32) (33) (34)
(35)第1章 おわりに

第2章
「これがカルチャーショック?」

(36) (37) (38) (39) (40) (41) (42) (43) (44) (45) (46) (47)

「ラビリンスへようこそ」

(48) (49) (50) (51) (52) (53) (54) (55)

「真夜中のダンスホール」

(56) (57) (58) (59) (60) (61) (62)

「でも、僕らは違う」

(63) (64) (65) (66) (67)
(68) (69) (70) (71) (72)
(73)第二章おわりに

第三章
「SOMOS LOS TUTORES」

(74) (75) (76) (77) (78) (79) (80) (81) (82) (83) (84) (85) (86) (87) (88) (89) (90) (91)

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こんにちは。そしてようこそ、ひつじのメイのブログへ。
管理人は、絵を描くのが大好きな育児中のママです。
最近ワコム製のペンタブレットを購入したのをきっかけに絵ブログを始めました。
留学していたのはちょっと昔です(20代の頃です)。その頃の思い出を綴っています。

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